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「脱ひきこもり」お役立ちコラム

不登校・ひきこもりの心理① 自尊感情を測定する

よく「不登校やひきこもりのお子様の心理がわからない」と親御様からお伺い致します。現在、不登校だったり、部屋に引きこもっている状況の中、お子様がどのようなご心境なのかを知りたくなるのも、無理もございません。


しかし不登校やひきこもりの心理状況は時期や個人差もあるため、一概に述べることはできませんし、また不登校やひきこもりのお子様ご自身も自分自身の心理状況がわからない方も多くいらっしゃるのも事実です。ただ、これまで出会ってきた子ども達に共通する心理が一つあることも事実なのです。


それは「自分はダメだ」という劣等感。別の言い方をすると「自分には価値がある」という自尊感情や自己肯定感が低い子が非常に多いのです。


MILESTONEではプログラム開始前と終了時にこの「自尊感情」を心理学などの研究で使用される実証された質問票に回答してもらうことで不登校やひきこもりの子達の心理を「見える化」します。実際に使用する尺度は「ローゼンバーグ自尊感情尺度」という最も論文で多く用いられている尺度です。


【ローゼンバーグ自尊感情尺度】

1. 少なくとも人並みには価値のある人間である

2. 色々な良い素質を持っている

3. 敗北者だと思うことがある

4. 物事を人並みには、うまくやれる

5. 自分には自慢できるところがあまりない

6. 自分に対して肯定的である

7. だいたいにおいて、自分に満足している

8. もっと自分自身を尊敬できるようになりたい

9. 自分は全くだめな人間だと思うことがある

10. 何かにつけて、自分は役に立たない人間だと思う

(山本ら (1982) 教育心理学研究. 30(1), 64-8.)


この自尊感情尺度は10点~50点で計算され、数の大きい方が自尊感情が高くなります。MILESTONEでは、この質問票を不登校やひきこもりのプログラム参加者にプログラム前後で受けてもらい、心理状況を把握したり、プログラムの効果を検証するのに役立てており、またMILESTONEはお子様が「自分には価値があること」に気づかせることで「脱ひきこもり」へと導くアプローチであるため、この質問票の各項目に重点を置いています。


以下、実際にプログラムを修了し、「脱ひきこもり」を果たしたお子様の結果です。

ある高校2年生の不登校のお子様(都内在住:17歳)はプログラム開始前、21点であったスコアが29点まで上がり、その理由を「自分の強みの活かし方がわかったから」とコメントしていました。



またある18歳のプログラム参加者(神奈川県在住)は、3ヶ月でプログラムを修了した後、3ヶ月後にもまた同様のアンケートを実施しましたが、確実に自尊感情が上がっていました。その心理状況の理由を伺うと、「プログラム終了した時は自分自身に対して半信半疑な部分があったけど、学校で実際に強みを活かして成功体験を積んできたから、高くなったと思う」というコメントを残しています。



ポジティブサイコロジーの研究では、「強み」を活かすことと自尊感情には強い相関関係があることが多くの論文で報告されています。

MILESTONEはこの知見に従い、不登校・ひきこもりのお子様の心理状況に重要な変化をもたらしていくプログラムです。ですので「自分はダメだ」と思い込んでしまっている一人でも多くのお子様と出会えることを願っています。


「強み」を見出し、自尊感情を高め、「脱ひきこもり」へと導く・・・ここからはじまる道があります。



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