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体験談


体験談

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精神年齢が高く、クラスの子達と合わずに不登校だった中学2年の女子が将来を描き、前に踏み出したケース

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Iさん(14歳/女性:神奈川県内在住)は中学受験をして、中高一貫校に通う中学2年生でした。友人関係で問題があり、自然と学校から遠のいていき、高校1年の秋頃から不登校に。家では一日中、ゲームをして毎日を過ごしていましたが、優しい親御様で、学校に無理矢理行かせるようなことはせずに、ただ見守っていたため、親御さんとの会話は普通にありました。しかし、親御様の中には、来年から中学3年生になるため、今後の進路を考えた時にこのままではいけないと漠然とした不安があり、ホームページを検索され、ストレングス協会にお問合せを頂きました。

 

初回のお試し訪問でIさんに会った時、質問に対する受け答えや、初対面の人を迎え受ける対応を見て、中学2年生とは思えないほど非常に成熟している印象をもちました。案の定、率直に聞いてみると、「周りの子が幼過ぎて、なんか嫌」とのこと。中学生の女の子の不登校で結構、こういうケースがあるんです。成熟が早く、周囲で繰り広げられる派閥抗争やアニメばかりがトピックになる周りの女の子と合わずに、人間関係が面倒臭くなり、休み出すケースは、感覚的に多いなあと感じます。このような中学生の不登校と出会うと、「そりゃ、嫌になるよなあ・・・」とついつい共感してしまいます。こういう時、欧米圏のようにもっと色んな選択肢があればいいのにと思わずにはいられません。しかし、現実はあるわけで、今の状況でどのような形がベストなのかを彼女と一緒に模索していきました。

 

中学2年生で不登校状態のIさん自身は、学校に行かない理由は上記の通り分かっていながらも、では家で何しているかというとゲームばかりで他のことをするやる気にはならず、どうしてもそこから抜けきれない状態でした。また学校に行くと、周りの女の子たちからどう見られるかも気になっていて足が前に出ない状況でもありました。

 

私は、目の前の問題にフォーカスをする前に、まずは彼女が自分自身の「強み」を理解し、今後の人生をどのように生きていきたいのかを考えてもらうなかで、次に繋がる道筋が見えるのではないかと思い、彼女の没頭した経験や成功体験などを聞き、客観的な診断テストも受けてもらい、彼女が自分自身と向き合えるように進めていきました。

 

そのプロセスを通して、見つけた彼女の強みはビジョンを描いて前に進むという「未来志向」、リスクがすぐに見えて、それを回避したり予防したりしながら動いていく「慎重さ」、そして、物事を常に多面的に見ようとする「批判的思考」というものでした。

 

目の前の学校の話をする時は全然会話が弾みませんが、大人になる頃の遠い未来の話に関して、彼女は将来、獣医になりたいと目を輝かせて話すことができたのです。そのコントラストが非常に面白かったのですが、将来、なぜ獣医になりたいのか、獣医になったらどんなことがしたいのか等、一緒に未来に関して話していきました。そんな中、ポロッと彼女からこんな言葉が出てきたのです。

 

「中高一貫で高校にあがると結構、落ち着いた先輩が多いから、高校に上りさえ出来ればいいかも」

 

「未来志向」という「強み」が発揮され、彼女が描くビジョンに向かうように自分が引っ張られて、自分自身がどのように次に進めばいいのか、その可能性を見つけ始めたのでしょう。

 

その可能性をさらに後押しするためにどの「強み」が使えるかを模索していったところ、どうも彼女は「慎重さ」を使い過ぎて、周りのクラスメイトの視線ばかりを気にしてしまっているようでしたので、客観的に様々な角度から物事を考えられる「批判的思考」で今の状況を見た時に何が見えるかを伺ったところ、「目的は獣医になることだから、別に友達は必要じゃないかも」と言ってきました。

 

私はここで、敢えて「でも、今まだ中学2年生やけん、あと1年あるばい高校生にあがるまで。しんどくない友達がいないの?」とチャレンジしました。というのも、ここでの本質的な目的は「何が何でも学校に戻る」ことではなく、「獣医になるために今、何ができるか」ということだったからです。彼女に短絡的に、「友達を無視して、我慢してでも学校に戻る」とは考えて欲しくなかったですし、他にも選択肢はないかを考えて欲しかったためです。しかし、ここで彼女から出てきた言葉に私は驚かされました。

 

「いや、でもどこに行っても、同じように女子がグループつくるだろうし、だったら、今は割り切って行く方がいい」と。

 

彼女の「批判的思考」は私が予想していた以上により広い範囲で物事を見ていたのです。

 

Iさんの私に対する接し方を見るに、決して人間関係を構築することが苦手なわけではないので、周りの子達が大人になるに従い、もっと生きやすくなるだろうという見立てもあったため、私は彼女の作戦に賛同しました。そして、「慎重さ」を使い過ぎるのではなく、「批判的思考」をより多く使っていく具体的な作戦を立てていき、彼女は残りの中学2年生の3ヶ月を図書室登校で過ごし、出席点が高校入試に考慮される中学3年時より、毎日、登校しはじめました。人間関係を割り切って考え始めてから気持ちの整理がついたのか、順調な生活を送れるようになり、そして逆に何かに惹かれるかのように、同じように精神年齢が高い女子と友達になり、今はその子と2人で休み時間に話したりすることを楽しみにもしているとのことです。

 

中学2年生で不登校であったIさんの姿を見ていると、本当に一人ひとり、自分の「強み」によって「脱ひきこもり」の解決策が異なるんだなと改めて実感しました。「未来志向」と「批判的思考」を活かして、「脱ひきこもり」を果たし、自分の人生を選択し始めたIさん。彼女のように一度、停滞してもそこからまた強く歩き出した子達の姿はとても頼もしく、不登校経験は大人になった時にも役に立つ無形の財産となるだろうと確信しています。

 

松隈 信一郎(医学博士)

福岡県出身。慶應義塾大学大学院医学研究科博士課程にて幸福感や強み等、人間のプラス面を科学するポジティブサイコロジーを研究。在学中より従来のカウンセリングではない、ポジティブサイコロジーコーチング(PPC)による不登校・ひきこもり支援の可能性を見出す。その後、一般社団法人ストレングス協会を設立。10代、20代の若者に特化した訪問支援と教員・保護者へのPPCの教育を通して、世界中の青少年が希望をもてる社会の実現に向けて活動を続ける。著書に『「強み」の見出し方』(「月刊精神科」2017年7月号)等。

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