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「脱ひきこもり」お役立ちコラム

引きこもる子供の声「将来、したいことがわからない。」

「この子の将来、どうなるのかしら・・・」不登校のお子様をもつ親御様は、ずっと寝ているお子様やゲームばかりしているお子様を見るたびに、そのようなご心配をお持ちになる方もいらっしゃるのではないでしょうか?

 

MILESTONEが不登校のお子様と面談をしていく際、もちろん将来についての作戦会議をしていくのですが、自分から「将来、〇〇したい」と明確に仰るお子様は稀であり、ほとんどの不登校のお子様は将来のことを考えることができない状態にいます。この「考えることができない」というところが実はポイントで、文字通り「できない」という状況であるにもかかわらず、「将来、どうするのよ?」と不登校中のお子様に聞いたところであまり意味がないのです。ギターを弾きない人に対して、「なんでギター弾けないのよ?」と問い詰めるのと同じくらいの質問内容なのです。因みに、これは何も不登校に限ったお話ではなく、今の10代、20代の若者で「将来、自分は〇〇したい」と明言できる人は非常に少ないのではないでしょうか?(それほど、大人がつまらなそうに働き、輝いていない社会なのかな?と個人的には思います。)

 

このように不登校のお子様が「将来」を考えることができず、進むべき方向性がないため、時間つぶしをしているような生活をしている不登校のお子様に対して、MILESTONEでは「消去法」をお勧めしています。なぜなら、彼らは将来のしたいことはないかもしれませんが、「将来、したくないこと」は明確に言うことが出来るからです。

 

学部リスト、専門学校の科目リスト、職業リストなど、ネット上、グーグル先生に伺えば、いくつも手に入ることができます。このリストを用いて、「絶対、将来、したくないこと」を一つずつ消していくと、その大半は消えていくのですが、少なからず残るものがあり、それが「将来、したいこと」に近い可能性があるのです。

 

様々な背景をもつ不登校やひきこもりのお子様に対して、このアクティビティをすると、人それぞれ、残るものがやはり異なり、ここに彼らの「価値観」が現れてきます。もちろん、世の中にある職業はネット上にあるリスト以上に存在しますが、この「価値観」さえわかると、それを北極星に進むべき方向性がうっすらと見えてくることがあるのです。

 

もし今、不登校中のお子様と将来のお話をしても堂々巡りになっている状況でしたら、ぜひお試しください。

 

 

松隈 信一郎

1986年福岡県出身。慶應義塾大学大学院医学研究科博士課程にて、幸福感や強み等、人間のプラス面を科学するポジティブサイコロジーを研究。在学中、知人よりひきこもりの子どもの訪問支援を依頼され、試行錯誤しながら面談を実施していく中、長年ひきこもっていた子達が活力を取り戻し、行動し始めたことから、従来のカウンセリングではない、ポジティブサイコロジーによるひきこもり脱出支援の可能性を見出す。その後、MILESTONEを立ち上げ。10代、20代の若者に特化した訪問支援を通して、世界中の若者たちが人間らしい喜怒哀楽を享受する社会の実現に向けて活動を続ける。日本ポジティブサイコロジー医学会事務局、米国GALLUP社人材開発コンサルタント兼任。